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はじめに:アクセスはあるのに反応がない…なぜ?
「記事は読まれてるのに、売上も問合せも増えない…」
それ、検索意図のズレが起きてるかもしれません。
たとえば、
- 「節約 レシピ」で検索する人に、高級料理キットを売っても刺さらない
- 「無料 ブログ 始め方」の記事で、有料ツールをガンガン勧めてもスルーされる
つまり、
「何を知りたくて来たか」と「提供した内容」がズレてると、コンバージョンどころか信頼も失います。
この記事では、GSC(Google Search Console)とGA4(Googleアナリティクス4)を使って、
検索意図のズレを発見&修正するプロの技をステップ形式で解説します!
検索意図のズレはどうやって起きる?
よくあるパターン
パターン | 例 | 問題点 |
---|---|---|
記事タイトルと中身が違う | 「初心者向け」と書きつつ専門用語だらけ | 初心者がすぐ離脱 |
検索キーワードと内容が合わない | 「おすすめ」で来たのにランキングがない | 比較したかったのにできない |
CTAが意図と逆方向 | 情報収集目的の人に購入ボタンを押させる設計 | まだ買う気がない人に押し売り感 |
ステップ①:GSCで「ズレてる検索ワード」を発見する
使うツール:Google Search Console(無料)
手順:
- GSCの「検索パフォーマンス」へアクセス
- 対象ページ(URL)をフィルターで絞り込む
- 「クエリ」一覧で、そのページに流入してる検索キーワードを見る
- 内容とズレてそうなキーワードをピックアップ
例:
- 記事:「WordPress ブログの始め方」
- クエリ例:「無料ブログ 比較」「WordPress 有料?」
→ 無料ブログと有料ブログを比較したかった人に、
「WordPress最高!」とだけ言ってたらズレてる!
対応策:記事内に「無料ブログとの違い」比較表を追記 → 検索意図に沿う
ステップ②:GA4で“ユーザーの行動”をチェックする
見るべき3指標:
指標 | 意味 | 意図ズレの兆候 |
---|---|---|
平均エンゲージメント時間 | ページにどれくらい滞在したか | 10秒以下は読んでない可能性大 |
離脱率 | そのページでサイトを去った割合 | 高すぎると「期待外れ」の証拠 |
CTAクリック率 | 購入・資料請求などのボタンクリック率 | 異常に低いと意図が違うかも |
手順:
- GA4の「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」へ
- 該当ページを検索
- 上記3つの数値をチェック
対応策:滞在時間が短すぎる→見出しの上に答えを置く構成に変更する、など
ステップ③:「意図のズレ」修正に効く3つの施策
① コンテンツのリライト
- 検索クエリに合う見出しや本文を追加
- 書き出し部分で、検索意図を明確に“理解してるよ”と示す
【NG】「WordPressを使えばすぐブログが始められます!」
【OK】「無料ブログとWordPress、どちらがいいか迷いますよね。私も最初は迷いました。」
② 複数の検索意図を“H2”でカバー
- 「Aを知りたい人」と「Bを比較したい人」が両方来る場合、H2で明確に分けて解説
H2:無料ブログとWordPressの違いとは?
H2:初心者がWordPressを始める手順
H2:どちらが向いてる?比較まとめ
→ どの検索意図にも答えられる記事に
③ CTAの出し方を“段階に合わせて”変える
- 情報収集目的なら「無料チェックリストをDL」
- 比較フェーズなら「他社との比較記事はこちら」
- 購入意欲フェーズなら「今すぐ購入」
→ 検索意図に合わせたコンバージョン設計が超重要!
実例:意図ズレ修正でCV率が3倍にアップした話
とある転職エージェントのブログ記事。
- 元タイトル:「30代向け転職成功の秘訣」
- 流入キーワード:「未経験 転職 30代」「30代 職種チェンジ」
- 記事内容:「年収アップのためのキャリア戦略」←ズレてる!
→ 【対応】未経験転職向けの実例、必要スキル、成功談を追記
→ 滞在時間が2倍、CV率が3倍にアップ!
まとめ:数字の裏に“本音”がある。ズレを見抜いて、信頼を勝ち取ろう!
もう一度おさらい:
- GSCで検索クエリをチェック → 意図と中身がズレてないか確認
- GA4で行動データを見る → 離脱・滞在時間・クリック率で体感
- ズレてたらリライト・構成変更・CTA修正で合わせる!
検索意図=読者の「見たい・知りたい・買いたい」という“感情のトリガー”。
それを外すと、どんなにPVがあっても【無風】です。
でも、ズレに気づいて修正すれば…
“読まれるだけの記事”が、“選ばれる記事”に進化します。