はじめに
「とりあえず長いLPを作れば売れる」
「テンプレートを使えば何とかなる」
こんなふうに思ってLP(ランディングページ)を作っていませんか?
実は、LPの“型”を目的に合ったものにするだけで、コンバージョン率(CVR)が大きく変わることもあります。
「伝える順番」や「構成の見せ方」を少し工夫するだけで、読者の心を動かすLPが作れるんです。
この記事では、成果を最大化するためのLP型を5つ紹介し、それぞれの特徴や向いているケースをわかりやすく解説していきます。
なぜ「型選び」がLP成功のカギを握るのか?
LPの本来の目的とは?
LPの目的はただひとつ。
それは「読者にアクションを起こしてもらうこと(=コンバージョン)」です。
アクションには以下のような種類があります:
- 商品購入
- 資料請求
- 無料登録
- メルマガの購読
- セミナー予約 など
この目的が異なれば、当然「読者の悩み」や「興味の持ち方」も変わってきます。
だからこそ、目的に応じた“型”を選ぶことが重要なのです。
目的別!成果を出すLPの型5選
1. ストーリーテリング型:共感で引き込む型
特徴
- 読者の悩みや葛藤から始まり、解決までを物語風に伝える
- 起承転結があり、感情に訴えやすい
向いている商材
- 健康食品、美容商品、自己啓発系など
- ストーリー性のある体験談が活きる商材
メリット
- 共感を得やすく、購入動機を自然に高められる
注意点
- 長くなりやすいため、途中離脱に注意
- ファーストビューで興味を引く設計が重要
2. 比較表型:複数サービスから選ばせたい型
特徴
- 自社サービスを他社と比較して優位性をアピール
- 表形式で視覚的にわかりやすい
向いている商材
- サブスク型サービス、ソフトウェア、通信プランなど
- 機能や価格で差別化しやすい商品
メリット
- 情報収集フェーズのユーザーに刺さりやすい
- 客観性があり、信頼感を得やすい
注意点
- 比較項目の選定が重要
- 主観的すぎる表現は逆効果になることも
3. シンプル1カラム型:アクション特化型
特徴
- 無駄を削ぎ落とし、行動喚起にフォーカス
- CTAボタンを複数設置するなど、導線が明確
向いている商材
- 無料登録、キャンペーン告知、LINE登録など
- とにかくCVが目的のページ
メリット
- スマホ表示にも強く、離脱を防ぎやすい
- ミニマル設計で迷わせない
注意点
- 情報が少ないため、信用の担保が必要
- サービス内容が複雑な場合は不向き
4. FAQ・信頼訴求型:不安を払拭する型
特徴
- 購入前の疑問・不安にひとつずつ答えていく構成
- Q&Aやお客様の声をメインに配置
向いている商材
- 高単価商材、BtoBサービス、契約型商品など
- 信用が重視される場面
メリット
- 不安を解消し、行動を後押し
- 「こんな質問があったのか」と新たな気づきにもつながる
注意点
- 内容が増えすぎると逆に読みにくくなる
- 本質的な不安を掘り下げる設問設計がカギ
5. ステップ構成型:情報量の多い商品向け
特徴
- 「導入→課題→解決策→証拠→CTA」と段階を追って構成
- ユーザーを論理的に納得させる構成
向いている商材
- 高機能製品、専門サービス、コンサルティングなど
- 論理性が求められる分野
メリット
- 情報過多でも伝わりやすい
- 商品理解が深まり、納得感が増す
注意点
- 全体が長くなるため、途中離脱に配慮した設計が必要
- 導入からの流れがスムーズであることが重要
実際にCVRがアップした事例も!
たとえば、美容系商材を販売するA社では、
「よくある機能一覧型LP」から「ストーリーテリング型LP」に変更したところ、CVRが 1.7倍 にアップしたというデータがあります。
理由は、ユーザーが**「自分ごと」として感じる構成**に変えたことで、感情を動かせたからです。
他にも、IT系サービスB社は、ステップ構成型にしたことで資料請求率が 2.3倍 に伸びました。
これも、情報量が多くても論理的に流れを持たせたことで、ユーザーが納得しやすくなったのが要因です。
まとめ:目的に応じて、LPの「型」を選ぼう
🔑 記事のポイント
- LPには複数の“型”があり、目的に応じて使い分けることが重要
- 共感、比較、シンプル、FAQ、論理型…それぞれ得意なシーンがある
- 型を変えるだけで、CVRが大きく改善することもある
📝 最後に簡単チェックリスト!
目的 | おすすめの型 |
---|---|
商品の魅力を感情で伝えたい | ストーリーテリング型 |
競合と差別化したい | 比較表型 |
とにかく行動させたい | シンプル1カラム型 |
不安をしっかり解消したい | FAQ・信頼訴求型 |
情報量が多く、順序立てて伝えたい | ステップ構成型 |