クッキーレス時代の広告戦略の話

ポチ: 師匠、最近「クッキーレス時代」って言葉をよく聞くんだけど、サードパーティCookieが廃止されると広告ってどう変わるの?

師匠: お、いい質問じゃん!じゃあ今日はクッキーレス時代にどうやって広告を展開していくか、一から教えてあげるわ。サードパーティCookieが使えなくなるってことは、個人情報を使った広告のやり方が変わるってことなのよ。


サードパーティCookieって何?

ポチ: そもそも、サードパーティCookieって何のこと?

師匠: 簡単に言うと、他のウェブサイトから集めたデータを使って、広告を配信したりユーザーの行動を追跡する仕組みのことよ。例えば、あるショッピングサイトで靴を検索したら、別のサイトでその靴の広告が出てくるってことあるでしょ?あれがサードパーティCookieのおかげなのよ。

ポチ: なるほど、それがなくなるとどうなるの?

師匠: 追跡が難しくなるから、今までの「個々のユーザーに合わせた広告」を出すのが難しくなるの。だから企業は新しい方法を模索しなきゃいけないのよ。


サードパーティCookieが廃止される背景

ポチ: なんでわざわざサードパーティCookieを廃止するの?

師匠: 一番の理由はプライバシーの保護よ。みんな自分のデータを勝手に使われるのが嫌でしょ?最近はGDPR(EU一般データ保護規則)とか、日本でも個人情報保護法の改正が進んでるから、ユーザーのデータを守る動きがどんどん強くなってるの。GoogleとかAppleもそれに合わせて対策してるのよ。

ポチ: じゃあ、企業はこれからどうすればいいの?


クッキーレス時代のデータ収集法

1. ファーストパーティデータの活用

師匠: まず、これからはファーストパーティデータがめちゃくちゃ重要になるわ。ファーストパーティデータっていうのは、自分のサイトやアプリで直接集めたデータのことね。例えば、以下のデータがあるわよ:

  • ユーザーが会員登録時に入力する情報
  • サイト内の行動履歴(どのページを見たか、どれくらいの時間滞在したか)
  • メールの開封やクリック履歴

ポチ: 自分のところで直接集めたデータなら、サードパーティCookieがなくても大丈夫ってこと?

師匠: その通り!しかも、直接集めたデータだから正確性も高いし、ユーザーとの信頼関係を築きやすいの。これからは「いかにファーストパーティデータを増やすか」が勝負になるわね。

2. コンテクスチュアルターゲティング

ポチ: ファーストパーティデータ以外の方法はある?

師匠: 次に注目されてるのが「コンテクスチュアルターゲティング」よ。これはユーザーの行動ではなくて、コンテンツの内容に基づいて広告を出す方法なの。

例えば、旅行の記事を読んでる人に旅行会社の広告を出したり、スポーツの記事を読んでる人にスポーツ用品の広告を出す感じね。

ポチ: それって昔からある方法じゃない?

師匠: そうよ。でもAIや機械学習を使うことで、今はもっと細かいコンテンツ分析ができるようになってるの。だから、昔よりも効果的に広告を配信できるのよ。


代替手段と最新技術

1. GoogleのPrivacy Sandbox

ポチ: クッキーレス時代を乗り越えるために、他にどんな技術が出てきてるの?

師匠: 例えばGoogleが開発してる「Privacy Sandbox」があるわ。これは、個人を特定しない形で広告を最適化する仕組みよ。

ポチ: 具体的にはどんな仕組みなの?

師匠: 一つの例が「FLoC(Federated Learning of Cohorts)」ね。これは、個人ではなくて「似たような興味を持つグループ」に分けて広告を出す技術なの。でもこれにはプライバシーへの懸念もあって、まだ議論が続いてるわ。

2. メールマーケティングの進化

師匠: あと、クッキーレス時代にはメールマーケティングがもっと重要になると思う。メールアドレスを使えば、ユーザーとの直接的な接点を持てるからね。

ポチ: でも、メールって開封してもらえないことも多いんじゃないの?

師匠: そこが腕の見せ所よ!パーソナライズされた内容や、魅力的な件名を使うことで開封率を上げられるわ。


クッキーレス時代の広告戦略まとめ

ポチ: 今日の話をまとめるとどうなる?

師匠: OK!じゃあ、ポイントを整理するね:

  1. ファーストパーティデータを最大限に活用する
  • 会員登録やメール配信などで直接データを集める。
  1. コンテクスチュアルターゲティングを強化する
  • AIを活用して、コンテンツに最適な広告を配信する。
  1. 新しい技術を活用する
  • GoogleのPrivacy SandboxやFLoCなど、新しい仕組みに注目する。
  1. 直接的なユーザー接点を増やす
  • メールマーケティングやSNSでのエンゲージメントを強化する。

師匠: クッキーレス時代は、ただ便利なツールに頼るんじゃなくて、自分たちのデータや戦略をしっかり磨く時代なのよ。企業の力が試されるってことね。

ポチ: なんだか大変そうだけど、逆に新しいチャンスもありそうだね!

師匠: そうよ!大変だけど、それを楽しむのがプロの広告マンよ!頑張ろうね、ポチ!

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師匠と犬の自己紹介


師匠
元々はデザイナーだったが、独学で経営、マーケティングを学び経営者に、現在はデザイン事務所経営をメインに、副業でビジネスコンサル、福祉事業経営をしている。
自動で売れる方法を使い集客、求人を集め、自動化で会社を回している。
趣味は筋トレ、ゴルフ、料理、読書、散歩。
pochi
ポチ
デザイン修行中、師匠にデザインを学びながら経営、マーケティングを学び独立を目指している。
趣味は蕎麦打ち。

手っ取り早い『知識』の教材だよ。

『価値を伝えれば売れる』という話の具体的方法とツールを以下に公開していくので、学んでください。

あくまで部分的に取り入れるなどの独学だと失敗しやすいので、先ずは完璧にマネること、学ぶことは真似ぶこと。

守破離です、まずさひたすら基本を真似る、コレだけやるって事がなかなか出来ない人が多いです。

オリジナリティが必要なのは自分の商品の魅力だけです、それを伝える方法には型があるので、マネするだけにしてください。

まずは根源のライティング知識

ライティングがなぜ必要なのかっていうと、答えは明確よ。
ネットの世界は9割が文字でできてるってわけ。だから、文章はネットビジネスで稼ぐための必須スキルなのよ。
ライティングを学ばないってことは、武器を持たずに戦いに行くようなものなの。

そして集客してたくさんの人に読ませる

これは重要だから、しっかり聞いてね。
人がたまたま集まってくるのを待つんじゃなくて、こちらから狙ったターゲットを集めるのがポイントよ。自分の商品に興味のある人を、意図的にこちらから集めてくる方法なの。
ほとんどの人は集客の必要性は知ってるけど、実際に集客を学んでいないの。だから、集客ができるようになれば、かなり有利になるわ。

WEBを普通に編集できれば十分

WEBを作成するプロになる必要はないわ。
WordPressで簡単に編集できるレベルで十分。
自分の書いたライティング文章をワードプレスに載せられるだけで『ビジネス』にはなるの。
基本だけ学べばいいので深く考えないでやってみてきっと出来るから。

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