ポチ: 師匠、ドラクエってただのゲームじゃん?でも、なんであんなに人気あって、しかも何十年も続けられるんだろう?
師匠: ポチ、いい質問ね。ドラクエ(ドラゴンクエスト)はただのゲームじゃなくて、超戦略的なビジネスモデルがしっかり組み込まれてるのよ。今日はそれを一緒に考察してみようか。
1. 「シリーズ化」というブランド戦略
ポチ: なんでドラクエって続編が出るたびに人気が落ちないの?
師匠: それは「シリーズ化」に成功してるからよ。たとえば、ドラクエって最初から「ナンバリング」を使ってるじゃん。ドラクエ1、2、3みたいに。これによって、続編が出るたびに「次の物語も見たい!」っていうファンの期待を刺激してるの。
ポチ: なるほど!名前を変えないから「ブランド」みたいになるのか。
師匠: その通り!でもそれだけじゃなくて、1本1本が独立したストーリーだから、新しいファンも気軽に参加できるのが強いポイント。つまり「継続性」と「新規参入のしやすさ」を両立させてるんだよね。
2. ターゲット層の広さ
ポチ: でも、ドラクエって子どもから大人までみんなやってる感じするよ?それってどうやって実現してるの?
師匠: ドラクエがうまいのは「難易度設計」と「シンプルなルール」よ。たとえば、ゲームシステムは王道のターン制バトルで、複雑すぎないけど奥深さがある。これが初心者からゲーマーまで楽しめるポイント。
ポチ: 確かに、親子で楽しんでる人もいるよね。
師匠: そうそう。さらに、キャラクターデザインが鳥山明先生でしょ?このデザインが子どもにもウケるし、親世代には「ドラゴンボールの人が描いてる!」ってノスタルジー効果もあるの。まさにターゲット層を広げる戦略ね。
3. マルチメディア展開
ポチ: そういえば、ドラクエってゲームだけじゃなくて、グッズとかアニメとかもあるよね?
師匠: そう!これが「マルチメディア展開」っていうやり方ね。ゲームだけでなく、漫画、アニメ、グッズ、スマホゲームなどに広げていくことで、新しい層にリーチしてるの。特にスマホゲームの「ドラゴンクエストウォーク」なんかは、ポケモンGOに近い体験を提供して、また違うファン層を取り込んでる。
ポチ: なるほど!ゲームの外でも稼げる仕組みなんだね。
師匠: そうなの。そして、関連商品を展開することで「ドラクエの世界観」にどっぷりハマれるから、ファンの熱量が冷めにくいのよ。
4. 定番イベントと「郷愁マーケティング」
ポチ: あと、なんで「新作が出る!」ってだけでみんなあんなに盛り上がるの?
師匠: それは「定番イベント」と「郷愁マーケティング」が効いてるからよ。新作が出るたびに「昔やった楽しい思い出」がよみがえって、「また冒険したい!」って気持ちにさせるの。さらに発売前には情報を小出しにして、期待感を高める仕掛けも忘れないのよね。
ポチ: そういえば、発売日のニュースって大きく取り上げられるよね。
師匠: そうそう。さらに、昔の作品をリメイクして販売するのも郷愁マーケティングの一環。「昔やったゲームを今の技術で体験したい!」ってなるじゃん。
5. ファンコミュニティの形成
ポチ: ファンの人たちがイベントで盛り上がったりしてるのも見るけど、あれも計算のうち?
師匠: 大正解。ドラクエは「ファンコミュニティ」を大事にしてるの。公式イベントやコンサートを開催して、「ファン同士がつながる場」を作ってるのよ。これによってファン同士が熱を共有しやすくなり、「もっと応援したい!」って気持ちが生まれるの。
ポチ: ファン同士が盛り上がれば、ドラクエの人気も続くってわけか!
師匠: そういうこと。さらにSNSでも「ドラクエ愛」を発信する人が多いから、新しいファンを引き込む力も生まれるのよね。
師匠のまとめ: ドラクエビジネスモデルのポイント
- シリーズ化でブランドを確立: ナンバリングでファンの期待感を刺激しつつ、新規参入も受け入れる柔軟さがポイント。
- ターゲット層を広げる設計: 簡単なルール、親しみやすいデザインで子どもから大人まで楽しめる。
- マルチメディア展開で売上を最大化: ゲーム以外のグッズやアニメ、スマホゲームで新たな収益源を作る。
- 郷愁マーケティング: 過去の楽しい思い出をリメイクや新作で呼び起こし、ファンの期待感を常に刺激。
- ファンコミュニティの形成: イベントやSNSでファン同士をつなげ、熱量を維持。
師匠: ポチ、これがドラクエのビジネスモデルの秘密よ。何十年も愛されてる理由が少し分かったでしょ?
ポチ: うん、ドラクエってすごいな!僕もいつか、こんな長く愛されるブランド作りたい!
師匠: いい心がけね。それじゃ、次はポチのための冒険プランを考えるわよ!
目次
商売の成功のカギ!ビジネスモデルの作り方の解説
ポチ: 師匠!ビジネスモデルって何?それに成功するにはどうしたらいいの?僕もなんかお店とかサービスを始めてみたいんだ。
師匠: ポチ、いい質問だね!ビジネスモデルはね、簡単に言うと”どうやってお金を稼ぐかの仕組み”のことよ。ただのアイデアじゃなくて、そのアイデアをどう実現するかを具体的に計画するのが大事。何を売るのか、誰に売るのか、どうやって売るのかを決めることがビジネスの基本。この設計が上手くいくかどうかで、結果の9割が決まっちゃうの。
ポチ: 9割!?そんなに大事なのか。例えばどんな仕組みがあるの?
師匠: 例えば、コンビニを思い浮かべてみて。コンビニって、便利さを武器にしてるでしょ?24時間営業で、飲み物や食べ物がすぐ手に入る。それがコンビニのビジネスモデル。便利さに価値を感じてもらって、お客さんに買ってもらう仕組みなんだよ。
ポチ: なるほどね!じゃあ、ビジネスモデルを作るときのポイントって何?
師匠: ポイントは大きく分けて3つあるわ。
- 誰に売るか(ターゲット)
- 何を売るか(価値提供)
- どうやって売るか(仕組み)
これらをしっかり考えることで、成功に近づけるの。具体的に説明していくわね。
1. 誰に売るか(ターゲット)
師匠: 商売を始めるなら、最初に考えるべきは「誰に売るか」。ターゲットを明確にしないと、どんなに良い商品を作っても売れないことがあるわ。例えば、おしゃれなカフェを開きたいなら、お客さんはどんな人?学生?オフィスワーカー?子育て中のママ?
ポチ: 確かに、それによって店の雰囲気やメニューも変わるよね。
師匠: そう!ターゲットが曖昧だと、全然違う方向に進んじゃうこともあるから注意よ。例えば、学生向けなら手頃な価格とおしゃれな内装がポイントになるけど、オフィスワーカー向けならWi-Fiや電源が使えることが重要になるわ。ターゲットを絞ることで、その人たちに響くサービスや商品を提供できるの。
ポチ: ターゲットに合わせた工夫が大事なんだね。
2. 何を売るか(価値提供)
師匠: 次に考えるのは「何を売るか」。これはただ物を売るだけじゃなくて、「その商品やサービスがどう役に立つか」を考えるのよ。お客さんにとってどんな価値があるのかを明確にするのがポイント。
ポチ: 例えば?
師匠: 例えば、ネットで売ってる手作り石けんを思い出してみて。ただの石けんじゃなくて、「敏感肌にも優しい」とか「自然素材100%」っていう特徴が売りなの。それが価値提供。お客さんが「これなら自分にピッタリ!」って思えるようなメッセージが必要よ。
ポチ: そうか。商品の特徴やメリットを伝えるのが大事なんだね。
師匠: その通り。だから、商品やサービスを考えるときは、ターゲットのニーズや悩みをしっかりリサーチすることが重要よ。
3. どうやって売るか(仕組み)
師匠: 最後は「どうやって売るか」。お店で売るのか、ネットで売るのか、それともどっちもやるのか。さらに、広告やSNSでどうやってお客さんに知ってもらうかも重要よ。
ポチ: 例えばどんな工夫をしてるの?
師匠: 最近はSNSを使ったマーケティングが流行ってるわね。インスタで商品を使ってる様子を投稿したり、キャンペーンをやったり。あと、口コミを広げてもらうために特典を用意するのもアリ。例えば、初回購入特典や友達紹介キャンペーンなんかが人気ね。
ポチ: なるほど!でもそれを全部やるのって大変そう。
師匠: だからこそ、「効率よく売る仕組み」を考えるのが大事なの。例えば、ネットショップなら自動で注文を受け付けて発送できるシステムを作るとかね。最初は大変に感じるけど、一度仕組みを作っちゃえば楽になるわ。
ビジネスモデルを作る10のフロー
ポチ: 師匠、それぞれのポイントが分かったけど、全部まとめるとどういう流れになるの?
師匠: いい質問!大まかには以下の10ステップで考えるの。
- ターゲットを明確にする
- ニーズを調査する
- 競合を分析する
- 提供する価値を決める
- 商品やサービスを設計する
- 価格を設定する
- 販売チャネルを決める
- プロモーション戦略を立てる
- 効率的に運営する仕組みを作る
- フィードバックを受けて改善する
ポチ: こうやって整理するとわかりやすいね。
師匠: このフローに沿って進めれば、失敗する確率はグッと減るわよ。何事も準備が9割だから、ここに時間をかけるのが成功の近道よ。
まとめ:ビジネスモデルのカギは設計段階にある!
師匠: ポチ、今回の話をまとめると、ビジネスモデルは「誰に」「何を」「どうやって売るか」を考えることが基本。そして、その設計に全力を注ぐことが、成功の9割を決めるってこと。
ポチ: 確かに、準備が大事ってことがよくわかったよ!これから僕もいろんなビジネスアイデアを考えてみたいな。
師匠: いいわね!何か思いついたら、いつでも相談してね。ビジネスは楽しいものだから、まずはワクワクしながら進めていくのが大事よ。世の中に役立つことをしながら、自分のやりたいことを叶えるって素敵でしょ?
ポチ: わかった!ありがとう、師匠!
