論理的思考力(ロジカルシンキング)の話

ポチ: 師匠、ロジカルシンキングって何?なんかビジネスで使えるって聞いたんだけど、難しそう…。

師匠: ポチ、それは聞いてくれて正解!ロジカルシンキングは、要するに「論理的に考える力」のことよ。ビジネスでは超重要で、これができると問題解決も早くなるし、説得力も上がるの。簡単に言えば、物事を整理して考えるスキルね。

ポチ: 整理して考える?具体的にはどういうこと?

師匠: 例えばね、「なんで売上が伸びないのか?」って問題があったとするでしょ?ここでロジカルシンキングを使うと、まず原因をいくつかの観点で分けて考えるの。たとえば、「商品が悪いのか」「宣伝が弱いのか」「お客さんのニーズとズレてるのか」って感じで。これをMECE(ミーシー)って考え方を使うと、抜け漏れなく整理できるのよ。

ポチ: ミーシー?なんかオシャレな響きだね。それってどうやるの?

1.MECE(ミーシー)って何?

師匠: MECEは「Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive」の略で、日本語にすると「モレなくダブりなく」ってことね。つまり、問題を重複しないように、でも全体を漏らさずに分類する考え方よ。

ポチ: なんかむずそう…。簡単な例で教えて!

師匠: じゃあ、「どんなお客さんがデザイン事務所に来るか?」を考えてみるわね。これをMECEで分けるなら、「個人」と「法人」に分けるのがいいわ。これなら漏れも重複もないでしょ?

ポチ: あー、なるほど!確かに「法人」と「個人」に分けると全部網羅できてるね。これで整理するんだね。

師匠: そうそう!で、次にそれぞれの「法人」と「個人」で具体的なニーズを掘り下げると、もっと問題解決が見えてくるの。たとえば法人なら「企業のロゴを作りたい」とか「ブランディングを強化したい」とかね。

ポチ: それなら課題がはっきりするね!

2.WHY思考で原因を深掘りする

ポチ: でもさ、問題が起きた時、どうやって原因を見つければいいの?

師匠: それなら「WHY思考」を使うといいわよ。これは、何か問題が起きた時に「なぜ?」を繰り返して原因を深掘りしていく方法ね。

ポチ: 何回くらい「なぜ?」って聞けばいいの?

師匠: 基本は5回くらい繰り返すのがいいって言われてるわ。「5 Whys」って呼ばれる手法ね。例えば、ポチのゴルフのスコアが伸びない理由を考えるとするじゃない?

ポチ: スコアが伸びないのはよくあるな…。

師匠: じゃあ、考えてみるわよ。まず「なぜスコアが伸びないの?」って聞くとするでしょ?

ポチ: うーん、「ショットが安定しないから」かな。

師匠: じゃあ次、「なぜショットが安定しないの?」って聞くの。

ポチ: えっと…練習不足かも。

師匠: さらに「なぜ練習不足なの?」って聞くと?

ポチ: 最近忙しくて時間が取れないからだ!

師匠: いいわね!で、「なぜ忙しいの?」って考えると、たとえば「仕事のスケジュール管理が甘いから」って出てくるかもしれない。こうやって深掘りすると、本当の原因が見えてくるでしょ?

ポチ: 確かに!問題がどんどん具体的になっていくね。

3.ロジカルシンキングを仕事でどう使う?

ポチ: それで、ロジカルシンキングって実際の仕事でどうやって使うの?

師匠: 例えばプレゼンの準備とか、企画書を書く時に使えるわよ。ポイントは、結論を先に伝えて、その理由を論理的に並べることね。これを「ピラミッド構造」っていうの。

ポチ: ピラミッド構造?また難しそうな名前だね…。

師匠: 全然むずくないわよ!一番上に結論があって、その下に理由、その下にさらに具体的なデータや例がある形をイメージしてみて。

ポチ: 具体的にどうやるの?

師匠: じゃあ「新しいデザインサービスを提案する」ってテーマを考えるわよ。結論は「新しいサービスを導入するべき」ね。その理由を2つ挙げるとしたら、「市場の需要が高い」「競合との差別化になる」って感じ。それぞれの理由の下に、具体的なデータや事例を並べれば説得力がグッと上がるのよ。

ポチ: 確かに、それなら納得してもらえそう!

4.ロジカルシンキングのメリット

ポチ: でもさ、ロジカルシンキングって身につけるのに時間がかかりそう…。やる意味ってあるの?

師匠: もちろんよ!これを身につけると、まず仕事のスピードが上がるわ。何をすればいいかが明確になるから、迷わなくて済むの。

ポチ: 他には?

師匠: あと、相手にちゃんと説明できるようになるから、信頼されやすくなるわね。特にビジネスでは「なんとなくそう思った」じゃ通用しないでしょ?論理的な説明ができると、説得力がグンとアップするわ。

ポチ: なるほど…。説得力は大事だね!

まとめ: 師匠からのアドバイス

師匠: 今日のポイントをまとめるわね!

1. ロジカルシンキングは問題解決の鍵

問題を整理して、原因を突き止めるのに役立つよ。

2. MECEでモレなくダブりなく整理する

問題をグループ分けして、全体を俯瞰して考えよう。

3. WHY思考で原因を深掘りする

「なぜ?」を繰り返して本質的な原因を見つけよう。

4. ピラミッド構造で伝え方を工夫する

結論→理由→データや事例の順番で、分かりやすく説明するのがポイント。

師匠: ポチもまずは日常のちょっとした問題からロジカルシンキングを練習してみるといいわよ。例えば、「どうやったら料理がもっと美味しくなるか?」とかね。

ポチ: わかった!師匠、ありがとう!今日から考える力を鍛えるワン!

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師匠と犬の自己紹介


師匠
元々はデザイナーだったが、独学で経営、マーケティングを学び経営者に、現在はデザイン事務所経営をメインに、副業でビジネスコンサル、福祉事業経営をしている。
自動で売れる方法を使い集客、求人を集め、自動化で会社を回している。
趣味は筋トレ、ゴルフ、料理、読書、散歩。
pochi
ポチ
デザイン修行中、師匠にデザインを学びながら経営、マーケティングを学び独立を目指している。
趣味は蕎麦打ち。

手っ取り早い『知識』の教材だよ。

『価値を伝えれば売れる』という話の具体的方法とツールを以下に公開していくので、学んでください。

あくまで部分的に取り入れるなどの独学だと失敗しやすいので、先ずは完璧にマネること、学ぶことは真似ぶこと。

守破離です、まずさひたすら基本を真似る、コレだけやるって事がなかなか出来ない人が多いです。

オリジナリティが必要なのは自分の商品の魅力だけです、それを伝える方法には型があるので、マネするだけにしてください。

まずは根源のライティング知識

ライティングがなぜ必要なのかっていうと、答えは明確よ。
ネットの世界は9割が文字でできてるってわけ。だから、文章はネットビジネスで稼ぐための必須スキルなのよ。
ライティングを学ばないってことは、武器を持たずに戦いに行くようなものなの。

そして集客してたくさんの人に読ませる

これは重要だから、しっかり聞いてね。
人がたまたま集まってくるのを待つんじゃなくて、こちらから狙ったターゲットを集めるのがポイントよ。自分の商品に興味のある人を、意図的にこちらから集めてくる方法なの。
ほとんどの人は集客の必要性は知ってるけど、実際に集客を学んでいないの。だから、集客ができるようになれば、かなり有利になるわ。

WEBを普通に編集できれば十分

WEBを作成するプロになる必要はないわ。
WordPressで簡単に編集できるレベルで十分。
自分の書いたライティング文章をワードプレスに載せられるだけで『ビジネス』にはなるの。
基本だけ学べばいいので深く考えないでやってみてきっと出来るから。

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