ポチ: 師匠、今日は何を教えてくれるの?
師匠: 今日は「機能で売るか、アイデアで売るか」について話すわよ。これもマーケティングの重要なポイントなの。
ポチ: どういうこと?機能やアイデアで売るってどういうこと?
師匠: 例えば、掃除機を例にあげてみるわね。今ではダイソンの掃除機が大成功しているのを知ってる?
ポチ: うん、知ってるよ。ダイソンの掃除機ってすごい吸引力だよね。
師匠: そうよ、ポチ。ダイソンは「吸引力が変わらない」という特徴的な機能を前面に押し出したの。その結果、大成功を収めたのよ。つまり、顧客にとって魅力的な機能をアピールすることで、他の掃除機とは違う価値を提供したの。
ポチ: なるほど、機能を強調することで売れるんだね。でも、アイデアで売るっていうのはどういうこと?
師匠: 良い質問ね、ポチ。アイデアで売る例として「レイコップ」を挙げるわ。レイコップはUVランプを使って布団をクリーニングするという新しいアイデアを打ち出したの。その結果、特に高層マンションに住んでいる人や、高齢者世帯に大人気となったわ。
ポチ: そうなんだ!布団を干せない人たちにとってはすごく便利だもんね。
師匠: そうなの。つまり、顧客は品質や価格だけで商品を選んでいるわけじゃないの。商品の機能やアイデアなど、品質や価格以外の要素にも大きな関心を持っているのよ。
ポチ: じゃあ、僕たちのデザイン事務所も機能やアイデアをうまく使ってお客さんにアピールするのが大事なんだね。
師匠: その通り、ポチ。例えば、私たちのデザイン事務所では、クライアントのニーズに合わせた斬新なアイデアや機能的なデザインを提案することが求められるわ。
ポチ: 具体的にはどういうふうにするの?
師匠: 例えば、新しいカフェのデザインを依頼されたとするわね。単におしゃれなだけじゃなくて、お客さんが居心地よく過ごせるように、座り心地の良い椅子や空間のレイアウトを工夫するの。
ポチ: なるほど、それって機能的なデザインだね。
師匠: そうよ。そして、例えばお店のコンセプトに合った斬新なアイデアを提案することも大事よ。例えば、店内にアートギャラリーのスペースを設けるとか、定期的にワークショップを開催するアイデアを出すとかね。
ポチ: そうすると、お客さんにとって特別な体験になるんだね。
師匠: その通り!マーケティングは顧客が本当に求めているものを提供することが大切なの。機能もアイデアも、そのための手段なのよ。
ポチ: ありがとう、師匠!すごくわかりやすかったよ。これからもっとマーケティングのことを勉強して、デザイン事務所の経営にも活かしたいな。